ゲーム詳細
(0コメント)「シト不明ノ槍」のストーリー

【 Episode -1‐ 】
~在りし日の槍の追憶~
その巨大なキューブは、
リアクターの待機形態である事が、知られていた。
リアクターは、天人が作り出したもので、
地上のエネルギーから『希望の炎』を
精製するために贈られたものだった。
【Episode -2‐】
希望の炎を精製する際、周囲にいる者たちにも
希望の恩恵がある = 望みが叶う可能性がある
と、天から伝えられている。
多くのエージェント達は、希望を胸に
マナと呼ばれるエネルギーを与えては
時に歓喜し、時に落胆していた。
【Episode -3‐】
このリアクターがいれば、
より多くの希望が満たされるだろうと、皆が期待した。
しかし、このキューブにはリアクターの
脈動を感じさせるような光が灯っていなかった。
このキューブは、恐らく、起動していない。

【Episode -4‐】
ただ、そのキューブに
「概念的に刺さっている槍のようなもの」には、
皆、希望を抱いていた。
これを抜けば、動きだすのではないか?
【Episode -5‐】
柄に触れる事はできるが、その穂先に触れる事はできない。
しかし、実体のない穂先はキューブに刺さっているよう見えた。
立方体に傷をつけるようでもなく、
一体化しているわけでもなく、
立方体の上に静止していた。
【Episode -6‐】
月並みな話であるが、
その槍のようなものを引き抜く事は、
だれにもできなかった。
復讐に燃えるエージェントにも、
伝説のエルフにも、
不老長生の剣豪にも、
真夜中にひっそりと訪れた、
英雄と呼ばれた男にも

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